『共働きのご夫婦と、3人の元気なお子様が暮らす、関市西福野町のリノベーションハウス』

-ご家族の背景-

 共働きで毎日忙しいご夫婦と、育ち盛りの子どもたちが3人の5人家族が、家族の生活をより良くするために、新たな住まいを探し始めました。ご夫婦は共に自ら商売をされており、仕事や家事に追われる中で、もともと住み慣れた地域で理想の住まいを見つけることを希望しました。そんな折、偶然のご縁で、リノベーションに適した空き家を見つけ、購入を決断されました。

●現地調査日の様子

※ご購入前に、弊社同行のうえ、外壁~天井裏や床下などの調査を実施し、劣化状況と必要工事をある程度把握されてからご購入されています。

-リノベーションプランについて-

 リノベーションプランの計画では、共働き家庭が抱える「家事労働の負担軽減」をメインテーマに掲げ、機能性の向上を図りました。更に窓や断熱材も全て更新し、断熱性能の面でも季節に左右されない快適な住空間を目指しました。その結果、弊社が推奨する、現在抱えている問題を解決する「問題解決型のリノベーション」を実現することができました。

-リノベーション工事について-

●解体

 まずは、解体工事に着手しました。雨漏れリスクの高いバルコニーを撤去し、隣接する玄関庇も重たいイメージがあったので、新たなファサードに一新するため、撤去しました。

 内装解体、シロアリに伴う腐食は購入前に実施した現況調査時の想定の範囲内でした。

 

●スケルトン状態

 内装材や窓を撤去してスケルトン状態になりました、耐震の耐力壁については、ほぼ図面の通りに入っていました。(この頃の建物は、図面通りに入っていないケースの方が多いです)また、雨漏れについても、現況調査時に想定した通り、雨漏れの形跡はありませんでした。

●劣化部の補修など

 劣化が激しくない屋根瓦は、漆喰の補修・釘の打ち直し・金属線の貼り直しなど、ライトメンテナンスにて対応しました。

 シロアリ対策として、木部や基礎の土壌部分に薬剤を散布しました。

 宅内に関しては、給水給湯管、排水管を全て更新しました。

●断熱性能の向上+構造補強

 断熱性能の低いアルミサッシ/1枚ガラスから、アルミ樹脂複合サッシ/Low-eペアガラスへ交換しました。本年度は、窓交換の補助金が非常に充実していました。ファサードに関しては、元々の構造を大きく触らない範囲でサッシの配置などで改善できる様に工夫しました。

 床の断熱材充填+気密テープ施工

 壁の断熱材充填+気密シート施工

 天井の断熱材充填+気密シート施工

 木構造部分に関しては、上部構造について、壁量の追加・壁配置バランス・金物補強を実施しました。

●生活しやすいプラン(家事労働の軽減)

 『洗濯』は元々1階で洗って、2階のベランダで干していた様でしたが、1階の脱衣室をランドリールーム兼用とし、衣類乾燥機と物干し竿を設けました

 2階にもサンルーム&収納を設け、新築では中々叶わない広い家事スペースとなりました。

 キッチンは『収納』が少ないプランとなっていましたので、パントリーを中心にキッチンと脱衣室に行き来ができるプランを採用し効率的な動線になりました。

 キッチンは壁付けから対面式へ変更しました。木の板・タイル・真鍮製の照明などホンモノ素材を多用しました。

BEFORE

AFTER

●その他

 雨漏れリスクの高いバルコニーを撤去し、玄関の庇も重たいイメージからスッキリしました。外装はランニングコストを最重視してGL鋼板を採用しましたが、玄関周辺には無垢材などを用いました。

BEFORE

AFTER

 階段も勾配が軽やかになりました。

BEFORE

AFTER

 2階の廊下はサンルームにも繋がっているため、よく風が通り、光が入るプランを検討しました。この窓は視線が抜けてとても気持ちが良いです。

BEFORE

AFTER

-最後に-

 2024年度はリノベーションに対する補助金も非常に充実していました。2025年度も補助事業の予算は確保されており、継続されるようです。リノベーションだからこそ、「広いスペースが確保できた」「理想の内装材を使えた」「北欧の照明やリネンのカーテンなど様々な家具を購入できた」そして、リノベーションでも「希望のプランが叶った」「四季に順応な断熱性能が確保できた」と喜びのお声をいただく事ができた『共働きのご夫婦と3人の元気なお子様が暮らす関市西福野町のリノベーションハウス』のご紹介でした。

最後までお読み頂きありがとうございました!!

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